今日の本との出会いは、弊社の管理職・リーダー向けの研修で登壇を頂いております、株式会社Tsutomu FUSE, PhD Sport Psychology Serviceの布施努様の新刊『 自分の最高を引き出す考え方 スポーツ心理学博士が語る結果を出し続ける人の違い 』(布施努著、日本能率協会マネジメントセンター発行、1650円+税)との出会いをご紹介させて頂きます。
布施さんの本をご紹介するにあたり、そもそも布施さんとの出会いをご紹介しないといけないと思います。
私が、たまたま参加したワインセミナーに、偶然、布施さんと一緒にお仕事をされている方が参加していました。その方が自宅マンションの地下にセミナーを新設されたということで、一度遊びに来ないか誘われ、いった時に布施さんのお名前が出て、後日その場所でご紹介を頂いたのがきっかけです。
おそらく企業して2年目なので、いまから6年前になります。その後、その方と一緒に布施さんの研修の体験セミナーを、その会場で企画。その体験セミナーが1つのご縁で、私も一緒にお仕事をさせて頂きました。
その後、様々な企業の管理職やリーダーで、講演や研修をたくさんして頂き、現在に至ります。
以前にも一度本を出されていて、今回11月26日に新刊を発売されたことを、布施さんの秘書さん経由で知りました。それが本との出会いになります。
内容は、布施さんが企業向けに行っている研修のエッセンが凝縮された内容となっております。
具体的には、目指すべき最高の姿を描くための縦型思考の考え方やリーダーとして目標を達成するために
どういう役割を演じるべきなのか。役割性格の話を有名なスポーツ選手などのエピソードをもとにわかりやすく
説明してくれています。
そしてダブルゴールとCSバランス。ダブルゴールは、大きな目標と小さな目標、最高の目標と最低の目標の2つの軸で目標設定をとらえ、縦型思考で描いた最高のパフォーマンスを発揮している自分を実現するための目標設定の方法が書かれています。
CSバランスは、自分が挑戦すべき課題と難易度のバランスをどうはかるのか。あまりに遠い目標を描くと、そこまでが遠すぎて、モチベーションを下げてしまいがちです。
だからこそ、現状の自分の力をきちんと認識し、そのうえで挑戦すべき目標を小さな目標の考えかたなども使いながら設定していくことが大切だと思います。
こうした目標をもとに、仮説→実行→検証のサイクルをどんどん回しながら、目標を高めていくことこそがやがて大きな成果を出すことになることが書かれております。
おそらく仕事柄で、私自身が日本で一番布施さんの研修を受講しているのではないかと思います。
その中で知らず、知らずのうちに、自分も役割性格やダブルゴール、縦型思考などを実践しているのではないかと最近思うことがあります。
組織をまとめる人はメンバーがいかに自分で考え動いてくてる人になるのか。自分自身も、最高のパフォーマンスを発揮した組織を描き、そこに向けて大きく動き出す人になると思います。
ぜひご興味のある方が一読いただければと思います。