言葉との出会い(リカレント教育)

言葉との出会い 「リカレント教育」 今日の午後は日経トップリーダー主催の社長力アップ講座を受講。その中で、慶応大学名誉教授の竹中平蔵氏のお話をお聞きする中で、「リカレント教育」という言葉を聞きました。

今後注目されるキーワードということで、早速ネットで検索していると、意外に新しい言葉ではなく、もともと経済協力開発機構(OECD)が1970年代に提唱した生涯教育の一形態で、フォーマルな学校教育を終えて社会の諸活動に従事してからも、個人の必要に応じて教育機関に戻り、繰り返し再教育を受けられる、循環・反復型の教育システムを指すそうです。

竹中氏によると、今後ビッグデータをはじめ、セキュリティの技術者など、日本全体で様々な分野で活躍できる専門分野がありながら、人の部分のスキルが追いついていない面もあり、このリカレント教育が重要になってくるとのこと。国家レベルで、社会人の意欲はもちろん、必要なスキルに対しては補助を出すなどを考えているとのこと。一時期専門職大学院やロースクールなど、社会人が学び直す機運が高まったものの、その後具体的な給与アップや転職につながるなどの成果が見えにくいこと、ヒトデ不足でなかなか学校に行ける時間がないなどの要因で一時期よりもそういうところで学ぶ人は減少していると思います。

ちなみにリカレント(recurrent)は、反復・循環・回帰の意味で、日本では社会人になった人ももう一度学校で学び直すような仕組みや風土も必要になってくると思います。経営者自身も学ぶことはもちろん、社員に対しても積極的に学ぶ機会を作っていく企業こそが、これからの時代に生き残っていくのだと思います。