本との出会い(景気を仕掛けた男 「丸井」創業者・青井忠治)

皆さん、おはようござます。

本日は本との出会いをご紹介させて頂こうと思います。本のタイトルは、「景気を仕掛けた男 「丸井」創業者・青井忠治」 (出町 譲著 幻冬舎 1400円+税)です。この本との出会いは、本当に出会いと呼べるぐらいに偶然でした。それは別の本を購入する際に、自分で気づかないうちにクリックをしていたみたいで、届いてみてはじめて注文したことがわかりました。その時は間違えて注文した本という認識でずっと本棚に寝ておりました。ある時に本をよく見ると、丸井の創業者の話だと知り、本に呼ばれるように読んでみたくなりました。

実は以前に丸井さんとは一緒にお仕事をしたこともあり、何か丸井の創業者と聞いて他人のように思えませんでした。中は「丸井」創業者の青井忠治の幼いころから、晩年にいたるまで細部にわたり関係者に取材をしながら、自伝のようにまとめられています。なぜ丸井が成功したのか。そのヒントや事業立上げから発展までのことがよく理解できると思います。また二代目の青井忠雄氏との関係も描かれており、二代目の事業継承がうまくいった数少ない事例にも思います。

青井忠治自体は、決して順風満帆の人生ではなく、むしろおさない頃から、父親の事業の失敗や左目の視力低下など、一本的にはハンディに近い状況の中でも決してあきらめず、強い意志を持ってのぞめば、必ず道は開けてくるという信念のもとに行動をしつづけてきた経営者です。以前にも「すべてが汝のことなかれ」という言葉をご紹介しましたが、自分に降りかかってくるものすべてに意味があり、自分を高めることにつながる。だから他人のせいや運のせずに、誠実にあきらめずに行動し続けること。高校時代に先生から教えてもらった言葉が、彼の人生を大きくかえ、切り開いてきたと思います。

また私がとても印象的だったのは、いまの会社には気薄になってきた社員との関係です。本を読んでいて、共に事業の立上げに苦労してきた社員は家族であるという考えのもとにで、社員をとても大事にしていたように思います。この時代なのか、そうした日本が本来持っていた良さも何か、今の時代にあっては新鮮なように思いますし、今一度日本の会社経営も、単に欧米の経営をそのままいれるではなく、日本が本来持っていた良さをいかしつつ、今の時代に合わせてマネジメントを進化させる必要があると思います。

最近はオリンピックによって日本の元気になりつつありますが、世界的にみれば決して明るいニュースばかりでない状況の中で、東京オリンピックに向けて再び日本が元気になるため。ぜひご一読を頂きたいおススメの一冊です。

 

景気を仕掛けた男