言葉との出会い(第四の壁)

皆さん、おはようございます。

先日、ある大学でお笑い芸人を使って、大学生のプレゼンや発想力を鍛える授業が行われました。弊社としても、このコンテンツを企業研修に取り入れることができないか、ある企業と検討をしております。

たまたまその中で、当日登壇した芸人さんの芸風を解説する言葉として出てきたのが、「第四の壁」です。「第四の壁」とは、演劇等において観客席(現実)と舞台(フィクション)の間に概念上存在する透明な壁のことで、ゲームや映画などにおいても「第四の壁」は用いられたりします。有名なドラマでいくとドラマの「古畑任三郎」などは「第四の壁」をかぶった形がユニークな売りになっています。

お笑いでいくと、「漫才」にはお客様との間に、この「第四の壁」は存在せず、いかにしてお客さんを巻き込んでいくことができるのか。お客さんとの掛け合いみたいなものも笑いの1つの要素になっているようにも思います。コントにおいては反対に、「第四の壁」があり、その壁の向こう側で現実とは違う人物の言動に対して我々はユニークを感じているのだと思います。

演じる側も、「第四の壁」を持っていないとお客さんを意識しすぎてしまう結果になるようにも思います。研修やセミナーなどにおいては、当然この「第四の壁」をぶち破り、いかに受講者をこちらの世界に巻き込んでいくのかが重要なのだと思います。

私自身も、話をした時に、ついこの壁があり、一方的に話を進めてしまうことがあると思っていました。その答えがこの「第四の壁」なのではないかと思いました。だからこちらの世界でしかものをみていないということになります。大学の先生などもこういう状況に陥ってしまうことがあるように思います。ただ一方で場面によってはこの「第四の壁」の活かし方もあるように思います。まだその答えは見えていませんが、「第四の壁」。

この言葉との出会いが、今後に活かせるように取り組んでいきたいと思います。