言葉との出会い(昔も今もこれからも)

皆さん、おはようございます。

本日は先日恩師である応用工学研究所の広沢先生から頂いた言葉をご紹介させて頂こうと思います。実は、私が続けているアントレ・ラボ勉強会が、今年8月で15年目を迎えます。そこでメンバーや講師の方々にお願いして、過去・現在・未来の3つの視点で、15年前と現在と15年後の自分をイメージしたものを発表して頂こうと思っておりました。

その話を広沢先生にしたところ、先生から頂いた言葉が「昔も今もこれからも」です。一見すると、過去・現在・未来と同じ意味あいに思えますが、日本語の持つ印象は面白いですね。何か、過去・現在・未来だとそれぞれがデジタル的に分断されているイメージがあります。それを「昔も今もこれからも」を置き換えるだけで、それぞれが1つにつながっている。つまりアナログ的になるわけです。さらにいうと、単につながっているだけでなく、前を向いてというか、未来志向で1つにつながっているような印象を持つと思います。

自分が、起業として現在のような事業に決める前に、以前は教育関係の事業を考えておりました。ただ実際に小学校や中学校などの現場に足を運んでみて、これは自分ではないと感覚的に思い、何で起業をするのか迷った時期がございました。

その時に、自分が歩んできた道、どういう時に自分自身がいきいきとしていたのか。そして面白いと感じたのか。やりがいを感じたのかなど、過去にあゆんできた道を1つ1つ丁寧に棚卸しして、さらに現在はどのような活動をしているのか。反対に言えば、何を続けているのかなどを棚卸ししました。そうすると、1つ1つの活動には違いはあるものの、1つの答えにいきつきました。

それは自分は人と人を結び付けたり、人とコトを結び付けること。単に結びつけるだけでなく、そこに新しい価値を生み出すことを創発し、それを世の中に発信していくことに意義を感じてきた。その架け橋というか、プラットフォームになるような活動をずっとしてきたのではないか。まだその段階では現在ほど事業内容が明確ではありませんでしたが、その思って、家内や友人に話してみたところ、これまで私のビジネスプランに懐疑的な意見が多かったのが、私らしいという賛同する意見を多く頂けるようになりました。

だから自分が歩んできた道、歩んでいる道、そして未来に向かう道は、何か1つのテーマなどの柱でつながっているはずです。それを見出し、どうそれを広げていくのか。未来に向かう覚悟をするだけで大きく一歩進むことができる。そんな経験をすることができました。その時の経験を広沢先生の言葉を聞いて思い起しました。

皆さんが何か未来に迷われた時、ぜひ「昔も今もこれからも」という視点で、自分が歩んできた道、歩んでいる道、そして未来に向かうを想い起こしてください。きっとそこには何か未来に続く1つの道があるのではないでしょうか。