非日常的な空間との出会い

皆さん、おはようございます。

本日のブログは、今週水曜日から昨日まで行ったゲル研修の中で出会った非日常的な空間との出会いについて書いてみたいと思います。

今回はある企業での新入社員研修としてゲルを使ったチームビルディング研修を行いました。ゲルとはモンゴルの人が住んでいる伝統的な移動式住居のことです。もちろん、組み立てる上で一人で組み立てることはできず、最低でも3名。5名ぐらいいて、それぞれが上手に役割分担をしチームとして組み立てることができれば、半日もあれば組み立てることができます。

まさにチームとしての結束力が試される格好の材料です。それと同時に組み立てる上でのマニュアルがないため、自分たちで組み立て方を想像し、計画する。それを実際しながら修正していき、最終チェックしていく。まさにリアル版のPDCAがそこにはあるのが売りとなっています。そして完成後に、自分たちが作った形の中で過ごすことができます。

実際に完成してみると、その中は芸術作品にも見えるし、また1つの立派な家にもなります。そのしっかりとしては構造がとても不思議な空間を生み出してくれます。構造上、強い風にも耐えることができ、風が強いほど建物の強度がますような形になっていますし、弱い部分は風を逃がすようになっています。緻密なところと、ある程度アバウトにできるところの絶妙なバランスで成り立っている点も長い歴史の中で出来上がってきたことをイメージさせます。

さらに夜、ランプをつけて、空間で仲間と語り合うことがさらにお互いの絆や思いを共有することができるようになると思います。こうした共に生活し、強いチームができたからこそ、モンゴル人の人たちが世界を席巻することができたのだと納得させられます。この2日間、この空間で過ごしながら、モンゴルの人たちの生活と文化、歴史に思いをはせることができました。たまにはこうした体験を通して、自分自身とも向き合う時間を取るのも良いのかかもしれません。