一期一会の空間を作り、おもてなしをする人

皆さん、おはようございます。

本日は、護国寺の裏で裏千家茶道一二三会(http://123kai.org/)を営む久保比登美との出会いをご紹介させて頂きます。久保さんとは、昨年の夏にある友人で主催する朝勉強会に参加。そこで久保さんがご挨拶の際に、「直心の交わり」をお話されたのがとても印象的で、その後教室に実際にお伺いしたり、つい先日には体験茶会にも参加。生まれて初めてお茶をたてさせて頂きました。

お茶の空間には、囲炉裏があり、その中に土や火もあり、またおもてなしに使う水かある。お、そこにはお茶をたてる人、おもてなしをうける人がいて、その顔ぶれはもちろん、それぞれの体調や精神状態はその日によって、その瞬間によっても異なり、その空間は再現することは二度とできない。

そんな貴重な空間の中で営まれる行為だからこそ、一期一会という言葉も生まれたのかもしれません。一度一会は千利休が作った言葉だと思っておりましたが、久保さんにお聞きして、江戸時代の彦根藩の藩主であった井伊直弼が作った言葉であることを初めて知りました。

久保さんは、高校生の時にあこがれの先輩がお茶をされていて、そこでお茶を初めて体験。それがきっかけでお茶を習いはじめたそうです。お茶のお稽古や人におもてなしをするのが大好きで、お茶を通じて日本文化に魅了されていったそうです。その後、京都の茶道具商に務める中で、茶道の流儀や地域によってお茶の在り方の違いを学び、お茶と接するさまざまな人たちの考え方に触れたそうです。そして2009年に不思議なご縁で東京護国寺の裏手に、裏千家茶道「一二三会」を設立されました。現在、日本が誇る最高のおもてなし文化でもある、お茶を多くの人に広めるべく、活動をされております。「能」やサイクリングとのコラボなど、従来の発想にとらわれない新しい発想も取り入れながらその普及活動に取り組まれております。

お茶を体験してみて思ったことは、お茶をいれる動作1つ1つ、そしてお茶をいれる器、お茶そのものにも、相手をおもてなしする人の気持ちが込められている。お茶をいれてもらう人も、その気持ちを感じ取る。まさに何も語らずとも、その雰囲気やその動作、そのお茶の味に、その人に対する気持ちが表現され、それを感じ取り、それをまた無言でかえす。これこそが日本が持つ伝統であり、脈々とうけつがれてきたものかもしれません。この洗練された文化は日本人よりも、海外の人の方が知っているのが残念であり、あらためて日本人として日本の文化を知ることの大切さを痛感しています。お茶以外にもたくさん日本が世界に誇れるものがある。そうしたものを日本人が再発見した時に、はじめて日本は世界と渡り合える土壌ができるのもかもしれません。

弊社でも今度お茶の体験会から学ぶおもてなし講座なども企画予定です。ご興味のある方はぜひともご参加ください。また久保さんや茶道にご興味のある方はぜひともお問い合わせを頂ければご紹介をさせて頂きますので、お気軽にご連絡を頂ければと思います。

一二三会・久保様