言葉との出会い(七楽の教え)

皆様、おはようございます。

本日は「七楽の教え」という言葉との出会いについてご紹介したいと思います。先週千葉で行われた経営者の勉強会で、当日登壇されたいた講師が言っていた言葉の1つに、「七楽の教え」が出ておりました。私自身は、「七楽の教え」という言葉自体を初めて知り、その言葉が印象に残ったため、後から調べてみると、置き薬で有名な富山の薬売り商人が代々伝えてきた言葉で、今も富山の人の心の1つになっている言葉だそうです。

「七楽」とは、「楽すれば、楽が邪魔して楽ならず、楽せぬ楽が、はるか楽楽」の言葉の中にある7つの楽をさし、言葉の意味は、楽しようと思って、楽すると、結果として楽は出来ない。反対に、楽しようとせず、楽しんで努力して物事に取り組むほうが
後々楽になる、つまりそちらの方が良い結果をもたらし、素晴らしい人生になるという意味だそうです。

人間はとかく目の前の苦しさや楽など、高いところから低きところに水が流れるがごとく楽をしてしまいがちですが、そこで楽をせずに取組み続けることこそが大事であるということ。結局、その時には大変だったり、手間がかかるかもしれないが、やるべきことはやらないといけないということだと思います。

自分もつい一仕事を終えたり、新しい仕事が決まると、油断してしまうところがありますが、その時に自分にスイッチを入れる事ができるかだと思います。もちろん、時には自分へのご褒美や休息も必要だとは思います。ただ気持ちだけは常に油断せずに持ち続けること。ここで楽するか、やるか。そんな分岐点の際に、この言葉をぜひ思い出してください。320年間薬売りのビジネスは続いて来て、今も続いていることがまさにその言葉の正しさを象徴しているようにも思います。