世代を超えた知と心の交流の場との出会い

『 世代を超えた知と心の交流の場 』、これは自分が15年間続けているアントレ・ラボ勉強会の運営目的です。

Facebookなどでも報告させて頂きましたが、先週土曜日にアントレ・ラボ勉強会の15周年イベントを開催を行いました。この勉強会では『 世代を超えた知と心の交流 』を目的に、若手起業家およびその予備軍と、シニアの経営者・技術者とのマッチングの場を作る活動を行ってきました。これまで15年間の間に述べ、150回以上開催し、そこでの繋がりはいまだに脈々と続いております。

この勉強会をはじめるきっかけはある一人の人物との出会いです。以前にもブログで紹介させて頂いた、株式会社テンクーの代表をしております西村さんです。

彼が、偶然当時私が主催するイベントにネット経由で参加。その後に二人で新宿の歌舞伎町・今はなきコマ劇近くの居酒屋で大いに熱く語り合い、生まれたものです。当時は2000年で、ヤフーや楽天・サイバーエージェントなど日本を代表するネット企業が株式公開し、ヤフーの株が1株で1億円の値をつけるなど、若者がはやりで起業し、何か株式公開して一山あてようという雰囲気が世の中に蔓延していたように思います。かたやベテランの人は大手企業を中心にリストラの対象となり、会社をおわれてしまう。そのような社会背景がありました。若者とベテラン。

何か2つが合わさることで社会全体が元気になるのではないか。そんなことを考えておりました。若者の持つ感性や行動力、ベテランの持つ人脈や信用力、資金が融合することで、はやりでおわらない良いベンチャー企業を生み出すことができるのではないか。そのマッチングを行う場を、誰かに与えられるのではなく、自分たち自らで創りだしていこう。そんなことに二人で意気投合して、15年前の5月末にはじめたのが、アントレ・ラボ勉強会です。

アントレ・ラボという名前は、起業とラボラトリー、実験室をかけあわせたものです。起業とは単に会社を作るということではなく、社会に対して新しい価値やコトを創造し、そのことに挑戦することを意味しています。大学で新しいテーマを研究することや大手企業の社内で新しい事業・プロジェクトに取り組むことも、立派な起業だと思います。そうした起業に取組み、試行錯誤を重ねて挑戦していく。それに取り組む人たちの集まりということで、『アントレ・ラボ』という名前をつけました。

スタート時は私がその時に接点のあった人々9名に声をかけました。。すでにその時点で多種多様な人たちが集まり、1つ共通点があるとすれば、意識の高さと好奇心の強さ。だから、毎回勉強会にベテラン経営者や技術者をおよびして話をしてもらうと、最初は構えている講師も、あまりにも熱心に講義を聞き、そして質問をするため、気付いたら、ここだけの秘密のエピソードを毎回話してくれました。それがまた楽しく、ついつい私たちも、身の乗り出しては話をよく聞いたことを思い出します。ロケット開発を東大でしている広沢先生やエンジェル投資家を束ねていた元日銀出身の井浦さん、世界的なリスクマネジメントのアジア代表をされていた佐藤さんなど、それぞれの分野で最前線で活躍をされている経営者や専門家、技術者の経験と人生観、そしてこれからどう若者に期待し、自分の持っているノウハウ・経験を伝えていくのかという熱い想いに、相互にシンクロしたものだと思います。

その勉強会も、気づけば15年。ここ数年は少し活動も休んでいる部分もありましたが、メンバーも当時大学生から、それぞれの会社で中堅となり、また起業家として活躍をしております。メンバーや講師、いまだに交流・接点をもたせて頂いており、次の20年に向けてあらたに活動をスタートすると同時に、少し時間をかけてこれまでのつながりのある方々とも再会していくことができればと思います。人のご縁にも濃淡があるように思います。だからこそ、その時に出会うのは何か意味があるのだと思います。

一期一会。これは人との出会いだけでなく、1つの出来事にもあてはまるのかもしれない。その出来事にも何か意味がある。そんなことを感じながら、日々の出会いを楽しみながら、これからも生かされている人生の1日1日、いや一瞬一瞬を刻んでいこうと思います。