モノを作り、ヒトを作るひと

皆さん、おはようございます。

本日の出会いは、大田区の大森にある株式会社西尾硝子鏡工業所(http://www.nishio-m.co.jp/)の代表をされている西尾さんとの出会いをご紹介させて頂こうと思います。

西尾さんとは、今年1月に弊社で以前開催した「お客さんがお客さんを呼ぶ売上UPセミナー」に参加して頂いたのが出会いのきっかけです。その懇親会の際にお話をする中で、たまたま西尾さんが以前に勤められていた住友商事の名前を出されたので、私の前職で同じ会社の人がいたので、名前を出したところ、実は同期で、時々会っていたことが判明。そこで何か運命的なつながりを感じて、後日お会いすることを約束したのでご縁です。

住友商事も社員が何万人といて、同期とってもおそらく何百人といる中で、その同期にあたることも確率的に考えてひくく、さらに面識があるという話になるともっと確率的には低くなるはずです。そこで、このような形でつながるというのは本当に不思議なことです。

西尾さんの企業は会社を設立して80年。祖父の代から大森でモノ作りの魂を引き継いできました。西尾さん自身は26歳の時に家業に入り、33歳から社長としてずっと経営をされてきました。様々な苦労も乗り越え、いまでは大手百官店やブランド店などからも注文が入るほどに、その確かな技術と品質の高さに定評があります。

西尾さんの会社は特殊なガラス加工技術を得意とし、クライアントの要望に合わせて形に鏡やガラスを加工することができます。さらに工場見学の際にお話しされていたのが納期。基本的には3日以内に納品をされているそうで、クライアントが必要としているものを、いかに早くお届けすることができるか。もちろん品物などによって納期も異なると思いますが、そこに技術で応えようとする企業としての姿勢がクライアントからの支持をうけているのだと思います。

最近ではアブダビ砂漠の太陽光発電に使われる特殊な製品にも挑戦。砂漠という過酷な環境の中で試行錯誤を繰り返しながら、新規企業の1つとして研究・開発にも取り組んでおります。もちろん今年発表予定の世の中にこれまでほしくてなかった商品も開発。それも発売されたら驚くと思います。

もう1つ私がすごいと思ったのが、社員に対する想いです。やはり特殊な加工をする上で設備である機械は必要ですが、微妙なところは職人さんの技術によって支えられている。その技術の伝承にも余念がないそうです。中小企業の場合は社員のモチベーションや技術がモノ作りの質や経営にも影響を与える部分も大きい。だからこそ、人材育成に対して時間や投資も行っているのだと思います。たまたま工場のドアを見た時に、「閉めてくれてありがとう」と書かれたテプラを見ました。日頃から5Sを意識させる。ドアにテプラを貼ることだけでも相手に意識を持たせることはできると思います。

西尾さんのお話をお聞きして、まさに西尾さんの会社ではモノ作りだけでなく、ヒトも作っている。こういう企業こそが、日本のモノ作りの原点であり、そして日本の高度な製造技術を支えているのだとあらためて思いました。こうした技術なしには日本のモノづくりは成し得ない。まさに日本の至宝であり、これからも大切に残していくことを日本としてすべきだと思います。

西尾硝子鏡工業所・西尾様