本との出会い(社内プレゼンの資料作成術)

皆さん、おはようございます。

本日は本との出会いをご紹介させて頂こうと思います。本のタイトルは、「社内プレゼンの資料作成術」 (前田鎌利著/クダイヤモンド社 1600円+税)です。この本は日経新聞で記事の宣伝を見て気になって、アマゾンで購入しました。

本の著者である前田氏は、ソフトバンクで孫社長のもとで鍛えられたプレゼン資料作成のプロ中のプロであるように思います。ソフトバンクの幹部育成機関、ソフトバンクアカデミア1期生に1位で選考され、孫社長に直接プレゼンした幾多の事業提案が承認されたり、実際に孫社長のプレゼン資料も数多く担当されていたそうです。2013年12月にソフトバンクを退社し、ソフトバンク・ヤフー、ベネッセコーポレーション、大手鉄道会社などでプレゼンテーション講師を歴任し、全国でプレゼンテーションスクールも展開されているそうです。

本の内容としては、いかに忙しい決裁者、つまり社長・役員に対してわかりやすい資料を作成し、その決裁をスピードを高め、社内の効率化を図ることができるのか。その資料作りに関するポイントが書かれております。経営者のタイプ別にどこに重点をおいたほうが良いのかなどが書かれているのもとても勉強になります。やはり孫社長のような多忙な経営者のもとで徹底的に鍛えられたことだけあって、どのようにしたら決裁を取りやすい資料になるのか、具体的な事例をベースに1つ1つの内容が説得力があるように思います。

本の内容自体は、社内プレゼン資料となっておりますが、このポイント自体は経営者などに営業をしている営業マンにも応用することはできると思います。ついつい提案する側としてはたくさんの情報をいれてしまいがちですが、先方の経営者も判断する事項が多いため、最終的な判断をその場で下せるような材料が揃っていれば判断を下しやすく、また相手の時間を活かすことにもつながるように思います。

当然判断のスピードを高めることは社内外においても物事を進めることになるので、双方にとってもプラスになるように思います。

情報が氾濫し、その情報をいかに加工し、活用していくのか。そこが1つのビジネスの成否をわけるとすれば、プレゼンテーション、伝える力も重要なスキルの1つであると思います。

社内外の決裁スピードを高め、社内の決めごとをスピーディーに進めたい。そのためのヒントがほしい方には必見の1冊です。おそらくこのノウハウを学ぶことで、決裁スピードでだけでなく、成約率・承認率も高まるのではないでしょうか。