本との出会い(下町ロケット2 ガウディ計画)

皆さん、おはようございます。

本日は本との出会いをご紹介させて頂こうと思います。本のタイトルは、「下町ロケット2 ガウディ計画」 (池井戸 潤著/小学館 1500円+税)です。この本は半沢直樹でも有名な池井戸潤が2011年に第145回の直木賞を受賞に、世間に名前をとどろかせることになった代表作、下町ロケットの続編です。私も実は、池井戸潤さんの作戦を初めて読ませて頂いたのは、下町ロケットです。当時、本を購入し、ついつい続きが読みたくなってなってしまい、あっという間に読んでしまったのを覚えております。

いまTVドラマで下町ロケットも放映されていて、人気・注目度とも秋のドラマの中では高いそうですが、今回下町ロケット2は発売されたと同時に、TVドラマにも映像化され、ドラマと同時進行で進んでいるという、これまでにない、書籍とTVというメディアのコラボになったプロモーションを行っております。TVドラマを見ていて続編の発売を知り、さらにコラボを知って2つの驚きがありました。こういう形で本と出会うのは珍しいです。

内容も、前回同様、いや前回を超えるぐらいとても面白く、かつ感動するものに仕上がっていると思います。今回のテーマはロケットだけでなく、医療という人の命に関わる大切なものです。「ロケットから人体へ」へのキャッチコピーの通り、佃製作所としての新しいテーマへの挑戦です。

そこでサヤマ製作所というNASA出身の敏腕社長が経営するライバル企業が登場。社員の引き抜きを含めた色々な手を使って、佃製作所の仕事を奪おうとします。

今回のクライアントは日本クラインという医療機器販売の大手企業。ある大学の先生と、日本製の人工心臓コア・ハートの開発を独自にしようと試みるがうまくいかず、そこで佃製作所に白羽の矢がたつ。量産を約束したはずの取引は試作品段階で打ち切られ、さらにロケットエンジンの開発では、帝国重工にNASA出身の社長が率いるライバル企業とのコンペの話が持ち上がる。その裏にサヤマ製作所の影がある。

そんな時、社長・佃航平の元にかつての部下から、ある医療機器の開発依頼の相談があり、。「ガウディ」と呼ばれるその医療機器が完成すれば、多くの心臓病患者を救うことができるという。しかし、実用化まで長い時間と多大なコストを要する医療機器の開発は、中小企業である佃製作所にとってあまりにもリスクが大きいが、開発を行っている研究者とそこを支える中小企業の社長の想いに、佃は大きな決断をする。

医療業界のドロドロした地位争いも描かれており、最後まで本当に息をつかせぬストーリーに仕上がっていると思います。

実は以前に池井戸潤さんには、ある作品のサイン会で、偶然にお会いし、少しだけ話したことがございます。あまりにも、作品の中に登場するストーリーがリアルすぎるので何かモデルになる人物がいるのではないかとお聞きしたところ、モデルは特になく、自分の頭の中で描いたものですと答えておりました。それがとても印象に残っています。

私が池井戸潤さんの作品が好きな理由は、。何か1つの真理に基づくストーリーになっているからです。世の中で決して正論だけでまわっているわけではありませんが、こうあってほしいという思いに似たものがあります。読んでいて、自分自身もたくさんのエネルギーを頂いているように思います。

もしTVドラマをご覧になっていたり、いま1つの壁にぶちあたり、それを乗り越えるのに苦悩している方。そして何よりも、仕事とは何か。仕事に夢を持つことの大切さを知りたい方にはおススメの一冊です。ぜひアマゾンなどで購入して読まれてみてはいかがでしょうか。

下町ロケット2ガウディ計画