本との出会い(クラウドストーミング)

皆さん

おはようございます。

本日は最近読んだ本の中でとても印象に残った本をご紹介させて頂きたいと思います。

本のタイトルは『 クラウドストーミング~組織外の力をフルに活用したアイディアのつくり方~ 』(ショーン・エイブラハムソン、ピーター・ライダー、バスティアン・ウンターベルグ著 須川綾子訳 阪急コミュニケーションズ 1800円+税)です。

こちらの本は偶然本屋に立ち寄った際にタイトルをみて、思わず買ってしまいました。まさに本との出会いです。これがリアルな本屋の良さですね。意図しない本との出会いもいいものです。

今から半世紀前に、アレックス・オズボーンが開発した発想法が、「ブレインストーミング」。今では企業の中をはじめ、あらゆる場面において新しいアイデアを考える手法として定着し、実践されています。

本のタイトルにある「クラウド」とは、もともと雲の意味で、インターネットをベースとしてネット上でコンピューターによる処理やデータの格納などを行う、コンピューターの利用形態のことを指しています。

最近ではクラウドを利用したビジネスも注目をされており、すでに利用したこともある人もいると思いますが、クラウドソーシングやクラウドファンディングなど、ネットを利用した仕事・業務の依頼から、資金集めなど、様々なことにネットの力が活用されてきています。

その活用法の1つとして、アメリカでは企業における新商品やサービス・新規事業開発に、このクラウドストーミングが注目をされているそうです。これまで企業における新商品などの開発は社内の一部の人を中心に行われてきましたが、社外の人びとのアイデアを幅広く集め、それを商品化する仕組みや試みがはじまっています。

レゴやP&G、スターバックスなどそうそうたる大企業がネットによる力に着目し、活用しています。この本ではいくつかの具体的な事例をとりあげると同時に、その仕組みを構築・運営していくうえでのポイントが書かれております。

特にアイデアを出していくため上でのメンバーのマネジメント(対立の解消等)からモチベーションの維持、さらには実際に商品化された場合の報酬のやり方など、いくつかの企業や仕組みをモデルに検証をしています。

さらにアイデアの集め方も、リサーチ型や協調型、統合型などの3つのパターンを提示し、それぞれの特徴・利点などが整理をされています。

個人的には昨今のクラウドソーシングの急速な伸びをみていると、日本でも利用する企業や組織が出てくると思いますが、組織の内と外の概念だけでなく、リアルとネットの場、さらにはこちらの本にあるような統合型(最適な人材をリサーチする型と参加者が自発的な参加を促す協調型を融合)のような人材の発掘・紹介と、自発的な参加のように、色々な角度・軸におけるコラボレーションの手法に大きな可能性を見出しています。

知の時代の到来が叫ばれ始めから久しくなりますが、まさにそれを実現するためのプラットフォームが整いつつあることを示唆する1冊です。

ご興味のある方は手に取られてみてはいかがでしょうか。本との出会いが、ブレインストーミングを行った時のように、あなたの知に新しい刺激・アイデアを与えるかもしれません。