本との出会い(強いチームはオフィスを捨てる: 37シグナルズが考える「働き方革命」)

皆さん

おはようございます。

本日ご紹介させて頂くのは、最近読んだ本で、これからの働き方を考える1つの示唆としておススメの1冊をご紹介したいと思います。

本のタイトルは『強いチームはオフィスを捨てる: 37シグナルズが考える「働き方革命」 』(ジェイソン・フリード  (著), デイヴィッド・ハイネマイヤー・ハンソン (著), 高橋 璃子 (翻訳)/早川書房 1500円+税)です。以前に本屋さんに行った時にタイトルが気になり、思わず購入した本です。

著者のジェイソン・フリーとデイヴィッド・ハイネマイヤー・ハンソンは、世界が注目するソフトウェア会社「37シグナルズ」を創業し、経営をしております。彼らが開発したソフトウェアやプロジェクト管理ツールは世界中で数百万というユーザーに利用され、その先鋭的な経営方針が注目をされております。

何が注目されているかというと、それだけの多くのユーザーを生み出している会社にも関わらず、社員数は36名。しかも同じオフィスではなく、世界各地でリモートワークをしているという点である。

その点では、この本のタイトルのように、これからの時代、業種にもよるのであろうが、大きな仕事をするうえでチームとしての規模も、働く場所さえも、これまでの概念が覆されていく可能性をひめています。

ただふつうにリモートワークをしているだけでは、チームメンバー同士の関係は深まらず、そして気付いた時に不協和音が起きる可能性がある。そもそも世界各地で働いた場合には会議をするにも時間を合わせるのが難しい。

そんな困難もありながらも、それをいかにいくつかの工夫をこなしながら実現させている。彼らは、リモートオフィスで働くことの欠点以上に自宅やゆったりとした空間で仕事をしたほうが仕事の能率が高まり、またクリエイティブな発想は出てきやすいという利点があると言っている。リアルなオフィスで働くことも、リモートで働くことも100%の満足を満たすことは不可能であり、それぞれの業種や職種、会社の方針によってかわるのであろうが、今後の新しい会社の形態、働き方としてありだと思う。

日本においても基本的にはリアルなオフィスというか、『場』は必要であり、なくなりはしないと思う。しかしながら、これまでのようにそこにいつも出勤して、働くように時代が続くのかどうかはわからない。ある意味で、これからさらに女性が活躍して頂くには自宅で子育てをしながらできることも増えてくると思う。さらには海外の人が日本に入ってきた時に、特にITなどの職種に就く人は自宅よりも、むしろ都心を離れた空間や自宅の方が良い発想や開発に専念できることもある。

私自身は、オフィスよりも、それぞれのフィールドで活躍するメンバーが必要に応じて、集まる『場』が全国にいくつかあり、必要に応じてそういう拠点で顔を合わせての話し合いをしながら、通常はSkypeやお互いが会いやすい場所で会って仕事をする。そんな時代が来ると思うし、すでに来ているように思う。

今後企業が日本だけでなく、海外にも進出していき、多様な場所同士の人が会うことは不可能であり、その傾向は強くなると思う。さらにチームも少数精鋭の最小人数でクリエイティブなことに集中し、自分たちでやらなくてもできる業務は専門のプロ集団にアウトソーシングする。

一人ひとりが自らのスキルを武器に、必要に応じてプロジェクトに参加。プロジェクトやメンバーによってリーダーなのか、サポーターなのか、その役割が決まる。目標が決まり、やることが決まったらその対価とスキルのもとでそれをこなしていく。自らの能力とスキルのもとで、1つのプロジェクトに限らず、複数のプロジェクトをこなし、働く場所もフリー。

これまでのような組織に依存しない、『個』の時代がはじまろうとしている。そんな時代を考える1冊としておススメです。御興味がございましたら、ぜひ読んでみてください。

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